映画「東京タワー」を見た

本を読んで号泣したのと、オダギリジョーが大好きなので見に行った。


小林薫樹木希林松たか子も凄く良かった。
特に松たか子は、当然脚本のせいもあろうが控えめな感じで◎
以前ドラマ版で広末涼子がやってた時は演技がどうこういうより
、訳のわからない出番の多さと妙な設定になってたのとで
「なんじゃそら」というえもいわれぬガッカリ感だったので、
「これよこれ!」と気分がスッキリした。


脚本については賛否両論あるのでは?と思うけれど、私はこれぐらいが好き。
本を読んでない人がどう感じるかはわからないけど、読んだ人の中には
嫌う人もいるだろうと…


というのも意図的なのかどうなのか、一貫して「泣き」を深追いしてないから。
このシーンがあったら絶対に泣ける!ってとこを見事に切ってある。
だから、本を読んでた人で「泣きたいねん!」って人は多分裏切られる。
けど私はお涙頂戴にならない「松尾スズキの匙加減」みたいなのは
映画に於いてはそれはそれで良いなと思った。
笑えるシーンも多くて、見終わった後に湿っぽくならなかったよ。